Contents
生物はまず腸が作られたことから進化しました。腸は第二の脳と言えます。
腸内を健康に保つことは、精神状態を健康に保つことにも欠かせません
ダイエット効果はもちろんのこと、腸のはたらきの恩恵は驚くほど多くて大きいのです。
ダイエットに深く関わる腸内環境の良し悪し
前回、前々回と水の大切さ、そして細胞を健康にするにはどうすれば良いかを説明させて頂きました。
しかし、もちろんあなたの食事は水だけでないはずだし、
細胞活性化の必要性は理解しても、
実際に目に見える体の表面がキレイに健康的になれるかの方がより重要であることでしょう。
では、キレイになるため、健康的にダイエットを成功させるためにはどのような食事をするべきでしょうか?
それにはまず第一に、腸内環境を整えることです。
腸内環境を良くするための食事をすることは、他のあらゆる体内環境をも良くすることにつながります。
これは私たちがお伝えするダイエットアドバイス食事法の結論とも言えます。
腸の健康=脳の健康=身体の健康
腸は、あなた自身の全てを健康にさせてくれます。
確実な腸内細菌の増やしかた
ヒトの腸内には、100種類以上、100兆個以上の腸内細菌が棲みついています。
食材の力で腸の環境を良くし、今ある善玉菌を増やすことに目を向けましょう。
腸内細菌を元気にさせる食事や習慣は、あらゆる病気や不調を予防し、
キレイな体づくりに貢献します!
善玉菌を増やすには?
- 果物や野菜は食物繊維の宝庫です(便のかさを増やし腸壁を掃除します)
- 果物や野菜はビフィズス菌増殖因子のある食材です
- 果物や野菜に含まれるオリゴ糖は善玉菌にとって最高のエサとなります
- 納豆・漬け物・ヨーグルトには天然の乳酸菌やビフィズス菌を摂取できます
- 腸内環境を悪くしたり腸内細菌を破壊する行動を減らす
主に抗生物質など経口薬物の使用、ウィルス、腐敗した食品、
アルコールや酸化した油、動物肉の食べ過ぎなどです。
(せっかく今まで健康に貢献してきた腸内細菌を死なせないようにしよう)
- 積極的に果物・野菜・発酵食品を食べましょう
(野菜や果物に含まれる食物繊維やオリゴ糖は、
善玉菌であるビィフィズス菌が増殖するためのエサになります)
腸内細菌は、生きて腸まで届かせないと意味がないか?
現在は「腸まで生きて届く」を売りにした食品が人気ですが、
死滅した菌した乳酸菌やビフィズス菌であっても、腸内細菌を増やす効果はあることが研究で明らかになっています。
それよりも腸内健康において大事なのは摂取する細菌の量。
腸内細菌研究の第一人者でもある光岡和足氏によると、外部から取る場合は20億個以上の摂取が推奨され、
これを補うには、ヨーグルトで200ml相当が必要となるようです。
毎日200mlのヨーグルトを食べるのは、女性にはきっと大変でしょう。
無糖、無脂肪のものを選ばないと、糖質や脂質の摂り過ぎにもつながります。
そういった事項を考慮すると、やはり今働いている腸内細菌を増やすことに目を
向けた方が健康にも美容面でも確実だと考えます。
ダイエットの大きな味方|ビィフィズス菌を増やしてくれる食材
例えばニンジンにはビィフィズス菌を増殖させる因子が含まれており、必要量はひとかけらのニンジンで十分とのことです。
こうしたビィフィズス菌増殖因子を持つ食材は野菜や果物に多く存在するのです。
さらにオリゴ糖を含む食品と一緒に摂取すると効果が高まります。
でも、オリゴ糖はほとんどの野菜や大豆、果物に含まれているので、
要は野菜や大豆、果物を食事の中心にすることが善玉細菌を増やすことにつながります。
(野菜中心の食事をしている人は、わざわざオリゴ糖食品や乳酸菌サプリを買う必要がないのです)
オリゴ糖はどんな食品に含まれているのか?
オリゴ糖を含んだ健康食品が、数多く販売されています。
しかしオリゴ糖は、別に特定の健康食品を使わないと摂取することができないわけではありません。
実は、我々が日々食べている食料品の中にも、オリゴ糖を多く含む食品はあります。
例えば、野菜類には、オリゴ糖を多く含む食材は結構あります。
玉ねぎやネギ、キャベツ、ゴボウ、アスパラガス、ジャガイモ、麦類、ニンニク、トウモロコシ、枝豆といった野菜には、
オリゴ糖が多く含まれているとされています。
野菜を多く摂取して、食事のバランスを整えるのが、健康にいいといわれています。
オリゴ糖摂取の面から見ても、野菜を積極的に摂取することは、プラスの効果が期待できます。
また、大豆にもオリゴ糖は多く含まれています。大豆にオリゴ糖が多く含まれているということは、我々にとってはプラスです。
というのも大豆には、みそやしょうゆ、納豆、豆腐といったように、派生した食品も多くあるからです。
いずれの食材をうまく組み合わせることによって、毎日オリゴ糖を一定量摂取することができます。
しかも、飽きという苦労を感じる必要がないところも魅力です。
ほかにもバナナにもオリゴ糖が多く含まれています。
バナナは果物の中でも栄養の宝庫であり、整腸作用の面でもピカイチな果物です。
仕事を持っている人は、多忙から朝食を抜く人も少なくありません。
しかしバナナならすぐに食べることができますし、効率的にオリゴ糖を摂取することができるのではないでしょうか?
ぜひとも実践してみましょう。
現役パーソナルトレーナーによるダイエットアドバイスVOL4 酵素を知るへ続く