渋谷・原宿のパーソナルトレーナー窪田志尚によるダイエットアドバイス

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ダイエットアドバイス①|体に最も必要なもの 水の補給・保水・排出

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体に最も必要なもの 水の補給・保水・排出

ダイエットというと多くの人はまずカロリー制限や糖質制限を思い浮かべるかもしれません。
それらは確かに考える必要がある項目ですが、実はそれよりも重要な大前提があります。
それは良質の水分を補給して代謝を高めることです。

多くの人は、水の補給と保水ついて無関心です。
それは生体反応が、常に無意識に行われているからです。

そして最も重要な「水分の排出」を理解して行動している人は、もっと少ないかもしれません。
人間が本能的に最も摂取したいと思うものは実は「水」です。
成人の体の60%は水でできています。
水は生体反応を促し、栄養物を運搬し、老廃物を出して体を浄化します。
健やかにキレイに生きるための食事、そのまず第一歩として、生命の源である水について一緒に考えていきましょう!

カラダをきれいするための水

人は生体反応を続けるために水を補給することを求めます。
常に体内に一定量の水分量を保水し、体の機能を保とうとします。
そして必要に応じて排便・尿・汗などから水分を排出します。
これは体の水分量を調節するためと、生きる上で発生した老廃物や体内に入り込んだ毒素を体外へ排出するためです。

皆さんはほぼ毎日、シャワーやお風呂に入ることでしょう。
体の外はマメにきれいにしている一方で、体の中をきれいにすることを何十年も怠っていることがよくあります。
これが老化や体調不良の要因となり、しかもその引き金が毎日の食事に潜んでいるのにも関わらず、多くの人は自分の体内環境には無頓着なものです。

体を機能させるためにも、体をきれいにするにも、一番必要なものは「水」です。
だから、毎日の食事で水を摂取する必要があります。
“カラダの中をきれいするために水を摂る” こんなふうに考えてみてははいかがでしょうか。

ダイエットのための理想的な水分補給方法

キウイと水では、水を食事から「補給」するということはどういうことでしょうか?単純にミネラルウォーターこまめに飲むことでしょうか。
それも必要です。
一日に必要な水分量の大半は、真水そのものがベストです。
純水な水・カフェインの含んでいないお茶などから摂りましょう。
なるべく体温に近い状態、常温の水や白湯、暖かいお茶などが理想です。

そしてここからが大事なことですが、食材からも水を得てほしいのです。
それは、新鮮なフルーツ・新鮮な生の野菜に豊富に含まれています。
これらに含まれる水は「新鮮で生命力のある水」です。

フルーツや野菜はそのまま置いておくと、芽が出てきたり熟してきたりします。
つまり収穫後も一定期間は生きており、生きようとする力があるのです。
しかもこの生きた水には酵素・ビタミン・ミネラル等、生きるための数えきれないほどの物質と同時に摂取することができます。
これは生物にとってとても有益な水です。

フルーツや野菜を加熱した料理は、他の栄養素を得るうえでは問題ありませんが、
加熱をした時点で水は得られても、「生きた水」は得ることができません。
ミネラルウォーターは純水ですし栄養素も含まれていますが生命力はありません。
家畜や魚の肉にもわずかな水分が含まれていますが、残念ながら死んだ水です。

「健康」や「きれい」を手に入れるには、これらの水分だけでは足りません。
だから、一日の食事のどこかには生のフルーツや生の野菜を食べる習慣を加えましょう。

水分補給もう一言

主食である米や麺類も大事な水分補給食です。パンやシリアルには水分が少ないので、水分を得るためなら、水で炊いたり茹でたりした米・麺類がベストでしょう。
次項で説明しますが、そばつゆ・味噌汁・清涼飲料水などは水分補給に適していません。
残念ながら、「水道水」と「フルーツや生野菜からの水」との健康比較を検証したデータはありません。水道水であっても毎日生きることができます。
”生きた水から”というアドバイスは我々トレーナーが何年も実践した経験からの意見です。しかしこの生きた水を体感した多くの人が健康改善への結びつきを肯定しています。私たちも同感です。
”生きた水”は私たちが健康できれいなカラダを得る上で大きなパワーになります!!

保水環境はキレイと元気を大きく左右する

次に「保水」です。水分が大きく抜け、保水率が数%下がるだけで体は脱水状態に陥ります。
カラダには常にきれいな水が貯水されているのが理想です。
そして新しく補給された水と入れ替わり、自然に排出されなくてはなりません。

ところが現在の食習慣や仕事環境はこの保水状態を悪くする要因が多いのです。
それが、「過剰な塩分摂取」「アルコールとカフェイン」です。

ダイエットの天敵、過剰な塩分摂取

外食料理、パン中心の食事、過剰な味付け、保存が利く加工食品など、
私たちが食事をするときは、自分自身で毎食作るかよほど意識して食事や食材を選んで買わない限り、ほとんどの場合塩分過剰になっています。
塩分の多い食事をすると体内の水分(体液)の塩分濃度が高まります。

体は常に正常を保とうとする機能(ホメオスタシス…恒常性)が働いていますので、
異常な塩分量を摂らない限り今すぐに病気になったり死ぬことはありません。
体は必要以上に濃くなった塩分濃度を薄めようと、体に水分を過剰に貯め込みます。

この過剰な水分滞留は保水ではありません。野菜スティツク
正常な水分循環を妨げます。
飲み会、外食などで塩分の多い食事をせざるを得ないときは、生野菜スティックやサラダを注文してカリウムを補給しましょう。

カリウムは塩分に含まれているナトリウムとは対極にあり、必要以上に濃くなった塩分濃度を薄め、調節してくれる役割があります。
塩分摂取による「むくみ」対策には、カリウムの多い食材を摂ることです。

アルコールとカフェインがダイエットに与える影響

お酒やコーヒー、緑茶、ウーロン茶など様々な飲料には体の水分を失わせる利尿作用があります。コーヒーやビールを飲むとトイレが近くなる人は少なくないでしょう。
これらには利尿作用があり、フルーツや野菜に含まれるカリウムの利尿作用とは全く違う性質があります。

カリウムは体の中でナトリウムとバランスを取りながら適量を尿や汗で排出させる大切な栄養素です。
体をきれい洗い流す働きかけをしてくれます。しかしアルコールやカフェィンは半ば強制的に水分を排出させます。

これにより体は一時的な脱水状態に陥ります。
飲んだ翌日の朝は起きた時に喉がカラカラになった経験を持つ人は多いでしょう。その時の体調が絶好調な人はほとんどいないと思います。

現代に生きるうえで、正常な保水を行うためにはカリウムの摂取が重要なのに対し、その保水を狂わせてしまうのが、塩分・アルコール・カフェィンの取りすぎ行為です。

日常において嗜好品が必要な場面もあります。仕事上の付き合いもありますし、
ときには大いに羽目を外すのもありだと思います。
より人生をスムーズに楽しむためにも、効能と弊害をよく理解した上で、常日頃からうまく処理していくのが賢明といえるのではないでしょうか。

代謝を高めて自然な排出を促進

冒頭で水の「排出」が最も重要だと言いました。
なぜ重要なのか?
それは現代の生活はあまりにも細胞レベルでは毒となるものが多いからです。

大気中のゴミ・放射性物質・ウィルス・食品添加物・化学調味料・加工食品・過剰な栄養素の摂取・肉などの飽和脂肪酸の過剰摂取・食べ過ぎ・アルコール・タバコ・合成薬品・化粧品・疲労で発生する老廃物・生きる上で発生するアンモニアなど、
体にとって負担のかかる毒になるものは挙げればキリがありません。

これらはすぐに病気に繋がるものでないだけで、細胞レベルから見れば確実に負担物です。
それでも体は正常を保とうと日夜目まぐるしく、こうした異物と戦っています。

それが戦い疲れて毒が溜まりに溜まった時に、風邪や吹き出物となって現れ、重症になると生活習慣病につながる恐れがもあります。さわやかな女性
大事なことは、日々、なるべく速やかにこうした毒を排出させ溜めないことです。

老廃物や毒素はどこから排出されるのでしょうか?
それは汗・尿・大便が基本です。
そして緊急時には鼻水・下痢・痰・膿・嘔吐などを使って強制的に異物や溜まった毒素を排出させます。

風邪やインフルエンザなどのウィルスと戦っている時は、鼻水や痰などから異物を出そうとします。
体に毒が溜まって大量の排出が必要になると体はとんでもない力を発揮して体温を上昇させます。
熱を発生させ免疫力を最大限にし、口や鼻、毛穴、尿道、肛門などあらゆる穴から水分を使って毒素を排出させようとします。

これはホメオスタシスの一つです。こういう反応時に解熱剤、下痢止め薬、風邪薬の類いを使うことは排出を強制ストップさせる行為であり、自然の摂理に反していますので、あまり勧められないと考えられます。

代謝をスムーズにさせる3つの積極的な行動

誰にでも、いつでも、今すぐにできる3つの行動をしてみましょう。
これだけでも明らかに体調が優れていくことでしょう。

  • 毎日の十分な水分補給
  • (こまめに水分補給することで、老廃物などの排出が早まります)

  • フルーツや野菜などに豊富に含まれるカリウムを積極的に摂りいれる
  • (カリウムの利尿作用により、自然な排出を促してくれます)

  • 運動・入浴などで発汗を促する
  • (疲労老廃物はなるべく速やかに汗から流したいものです)
    生物は水がないと生きていけません。
    水の補給、保水、排出を積極的に取り組むことで、病気にならない体・いつも優れている体でいることができるでしょう。
    これが体づくりのファーストステップです。水を意識して、日々何を食べるか考えていきましょう。
    食事改善の第一歩は、「水」から考えていきましょう。

現役パーソナルトレーナーによるダイエットアドバイスVOL2 細胞から健康にするへつづく

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